自分は、小学生の頃からの将来の目標として、「プログラマーの仕事をする」と明確にしていました。今でこそプログラマーと言えばIT業界の仕事なので、割と将来の目標にしている方もいるかと思います。
自分が小学生当時(30年以上前)は、一家に一台パソコンがあるという時代では無かったので、プログラマーを目指している知人などはいませんでした。
ただひたすらプログラマーの仕事をする最短距離を走るため、なんとか地元のソフトウェア開発をしている会社(零細企業)に、20歳の頃正社員として就職しました。
実際には、この会社に就職する前にもソフトウェア開発をしている会社に就職したのですが、心の病になり割と直ぐに辞めてしまっていたのですが(これに関しては、今でも勿体ないと後悔している位です)
人生2回目の正社員として就職した会社は、今で言うブラック企業でした。一度、目標としていた職業を諦めていたので、今度こそはとブラック企業で働いていた時の話です。
労働という物に無知過ぎた過去
パートやアルバイトだと時給いくらのように、自分が働いた時間で給料が変わるのではなく、月給(基本給)いくらだと、毎月の給料はその額しか貰えないとアホな考えをしていた頃でした。
働き方はフレックスタイム制の会社で、コアタイムは10:00~16:00になっていて、就職当時は「ラッキー」としか考えていなかったです。
今でこそ、ネットで調べたらすぐに答えが出てくる時代ですが、自分がこのブラック企業に就職した時は、1996年頃で丁度翌年に消費税が3%から5%に変わろうとしていた頃で、そのソフトウェアの消費税変更への対応が作業内容でした。
給料自体は、手取りで12万位だったと思います。最終学歴で言えば高卒になるので、まあまあ妥当なところでは。そして、就職後1ヵ月位はそのように思っていました。
IT業界と言えば、残業・休日出勤・徹夜も当たり前と今でも噂されていますが、これは自分のように就職する会社を間違えるとこれが当たり前になってくるだけです。
残業・深夜手当って何?貰えるお金が増えるの?
就職して1ヵ月後位から、残業が増え始めました。当然、残業代が出るわけでは無くサービス残業でしたが、折角再度就職した会社でまだ入ったばかり。社員も8人程で、平均年齢も20代後半位の会社。結構、和気あいあいと仕事をしていた記憶があります。
4~5カ月もすると仕事にも慣れて、職場の人間付き合いも問題無く結構楽しく仕事をしていたかと。給料は安かったですが。
消費税変更対応で、3日間の連休中に客先で先輩と徹夜で、プログラムの確認作業をした事もあります。3日間家に帰れず、客先で3日間まるまる徹夜状態。
やっと朝方作業が終わり4日目の朝方会社に帰り、他の人は出勤日でしたが、余りの睡魔に他の人の存在はお構いなく、作業デスクの足元で寝る始末。目を覚ましたら夕方6時。当然、残業手当や深夜手当、休日出勤手当など、給料に加算される事もありませんでした。
まあ、この程度なら別にとういう時代や、今のように「残業・深夜労働・休日出勤」にうるさくもなかった頃でもあり、自分が無知だったというのもあります。まだ、この会社がブラックと感じる前の話です。
後に、月200時間のサービス残業などが来ることを、この頃はまだ知りませんでした。
今だと働き方改革で時間外労働の上限規制が導入されます
大企業の場合2019年4月から、中小企業の場合2020年4月から施行される、時間外労働の上限規制。
詳しくは、厚生労働省の時間外労働の上限規制を見ておくといいですよ。
まとめ
将来の目標であった仕事に就いたはいいが、その会社はブラック企業だった話。ただ、今回話した内容はまだ軽くブラック気味な内容で、また後日話したいと思いますが、その頃はメチャクチャブラックな内容です。
実際、就職した当時は楽しく仕事が出来ていたのですが、徐々にブラックになってしまいました。
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