ウインナーソーセージは加熱しないで生で食べても大丈夫?食あたりを起こさないのか?

ウインナーソーセージは加熱しないで生で食べても大丈夫?食あたりを起こさないのか? 料理・飲料・食事・食材

ウインナーソーセージと言えば簡単に調理でき、お弁当や朝食、BBQなどの定番食材で嫌いな人はいるの?と言えるくらい人気の高い食材です。

このスーパーなどで市販されている、ウインナーソーセージの調理について。

BBQ時にウインナーソーセージをほとんど焼けていない状態で自分が食べようとした時に、あるお母さん方が「豚だからしっかり焼かないと、お腹こわしますよ~」や「ほぼ生みたいだけど大丈夫?」と。

自分的には「?」な状態で、「えっ!?ウインナーソーセージは、生で食べても大丈夫ですよ~」と言うと、「え~、ダメでしょ~」との答えが返ってきた事があります。

ウインナーソーセージは焼いたりボイルしたりせず、そのまま食べても大丈夫と言う事を知らない人も多いみたいなので、なぜ加熱せず生で食べても大丈夫なのかを解説します。

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市販のウインナーソーセージは加熱食肉製品だからが理由

市販のウインナーソーセージは加熱処理済みだからが理由

スーパーなどで販売されているウインナーソーセージは、ほぼ加熱食肉製品です。製造される時点で加熱処理がされている事で、既に生肉では無くなっています。

ウインナーソーセージの場合、生肉が詰めれられてそのまま販売されているイメージですが、実際には加熱処理された状態で販売されています。TV番組等でお肉屋さん等で肉を詰めている映像を見たりしているので、市販されているウインナーソーセージは生であると勘違いしている事があります。

実際にお肉屋さんなどでは生ソーセージが販売されているので、生ソーセージは焼いたりボイルして加熱してから食べて下さい。

パッケージ裏面を見たら加熱食肉製品の記載があります

パッケージ裏面を見たら加熱食肉製品の記載があります

実際にスーパーで販売されているウインナーソーセージのパッケージ裏面をみると、写真のように加熱食肉製品と記載されています。スーパーで販売されている多くのウインナーソーセージを見て回りましたが、ほとんどの製品にこの加熱食肉製品の記載がありました。

ちなみに、加熱食肉製品はどのような工程を得て処理されている物なのか。

加熱食肉製品(包装後加熱)

(2)製造基準
イ 個別基準
加熱食肉製品(包装後加熱)は、次の規格に適合する方法で製造しなければならない。
a 製品は、その中心部の温度を63°で30分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法(魚肉を含む製品であって気密性のある容器包装に充てんした後殺菌するものにあっては、その中心部の温度を80°で20分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法)により殺菌しなければならない。
b 加熱殺菌後の冷却は、衛生的な場所において十分行わなければならない。この場合において、水を用いるときは、流水(食品製造用水に限る。)で行わなければならない。

(3)保存基準
ア 一般基準
① 冷凍食肉製品(冷凍食肉製品として販売する食肉製品をいう。)は、-15°以下で保存しなければならない。
② 製品は、清潔で衛生的な容器に収めて密封するか、ケーシングするか、又は清潔で衛生的な合成樹脂フィルム、合成樹脂加工紙、硫酸紙若しくはパラフィン紙で包装して、運搬しなければならない。
イ 個別基準
加熱食肉製品は、10°以下で保存しなければならない。ただし、気密性のある容器包装に充てんした後、製品の中心部の温度を120°で4分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法により殺菌したものにあっては、この限りでない。

加熱食肉製品(加熱後包装)

(2)製造基準
イ 個別基準
加熱食肉製品(加熱後包装)は、次の規格に適合する方法で製造しなければならない。
a 製品は、その中心部の温度を63°で30分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法(魚肉を含む製品であって気密性のある容器包装に充てんした後殺菌するものにあっては、その中心部の温度を80°で20分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法)により殺菌しなければならない。
b 加熱殺菌後の冷却は、衛生的な場所において十分行わなければならない。この場合において、水を用いるときは、流水(食品製造用水に限る。)で行わなければならない。
c 加熱殺菌した後容器包装に入れた製品にあっては、冷却後の取扱いは、衛生的に行わなければならない。

(3)保存基準
「4 加熱食肉製品(包装後加熱)」の「(3) 保存基準」と同じ。

引用:大阪検疫所食品監視課-食品別の規格基準(食肉製品)

食肉加熱製品の中でも包装後加熱と加熱後包装の違いもありますが、製造基準においては同じように加熱により殺菌してあります。

ウインナーソーセージのバッケージ裏面

スーパー等で市販されているウインナーソーセージのパッケージ裏面には、写真のように「加熱せずにそのままでもお召し上がりいただけます。」とほとんどの製品で記載されていました。

何でウインナーソーセージを焼いたりボイルしたりするのか

何でウインナーソーセージを焼いたりボイルしたりするのか

では何故、ウインナーソーセージを焼いたりボイルしたりと加熱調理するのか。

温められる事でウインナーソーセージの中に閉じ込めてある肉汁が溶けて、噛んだ時に口の中に肉汁が溢れてくるので「温めた方が美味しい」と言えます。

フライパンで焼くか、お鍋でボイルするかの違いは、ウインナーソーセージを食べた時の食感に関わってくるので、好みの方法で調理したらいいだけです。

まとめ

ウインナーソーセージは焼いたりボイルしたりせず、そのまま食べても大丈夫と言う事を知らない人も多いみたいなので、なぜ加熱せず生で食べても大丈夫なのかを解説しましたが、実際に生ウインナーも販売されているので、その点だけは注意して調理して下さい。

ちなみに、スーパー等で市販されているベーコンなども、そのまま食べれますよ。焼いた方が間違いなく美味しいですけどね。

最終更新日:2023/12/13

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