洗濯物が乾きにくい冬場や梅雨時期など、コインランドリーの乾燥機を利用されている方も多いのでは。コインランドリーには大型の乾燥機が備わっている事も多く、まとめて洗濯物を乾燥させる事が出来て便利ですよね。
我が家でも洗濯物の乾きが悪い時期には、コインランドリーの乾燥機を使って乾燥させる事が多いです。ただ、ここで1点疑問が。我が家には、「洗濯乾燥機があります!」。
嫁に我が家にある「洗濯乾燥機」を何故使わないのか聞いてみたところ、「3~4時間も乾燥していて、電気代が掛かりそう!」との事でした。
「洗濯物を短時間で乾燥させられる」や「家族分の毛布なども1回で乾燥出来る」という理由なら、コインランドリーの乾燥機を利用するのも有りだと思っていましたが、「乾燥に掛かる電気代」という理由でコインランドリーの乾燥機を利用するのは。
そこで、実際に洗濯乾燥機に掛かる電気代を調べてみました。また、コインランドリーの乾燥に掛かる金額とも比較してみました。洗濯乾燥機の電気代が気になる方の参考になれば。
コインランドリーの乾燥に掛かる時間と金額

一般的なコインランドリーの乾燥機を利用する目安時間は30~40分程度です。当然、乾燥させる洗濯物の量が少なければ、20分とかも有ります。
そして、コインランドリーの乾燥機の利用料は、中型で大体8~10分で100円が多く、大型だと6~8分で100円が多いです。
この事からも、コインランドリー1回の乾燥機利用に掛かる料金は、大体300~400円位でしょう。
家庭用洗濯乾燥機使用時の電気代
家庭用洗濯乾燥機と言っても、容量や乾燥機の種類によっても違ってきます。そこで、ここではファミリータイプを想定して、乾燥時6Kg容量(洗濯時10Kgや8Kg容量の洗濯機を想定)で考えてみます。
また、洗濯乾燥機の種類は3タイプあります。
- ヒートポンプ式
- ヒーター式(水冷除湿タイプ)
- ヒーター式(排気タイプ)
これらの種類のメリット・デメリットも
ヒートポンプ式の場合

画像出展 Panasonic ヒートポンプ乾燥
乾燥機がヒートポンプ式の場合は、空気中の熱を利用して効率よく温風を発生する仕組みで、洗濯機の洗濯槽内が除湿された状態で洗濯物を乾燥させます。
ヒートポンプという仕組みを使って、電気で直接熱を発生させていないので、省エネで必要な電気代も3種類の乾燥方式の中で一番安くなります。また、温風の温度が約60℃以下と低いため、乾燥させる洗濯物が傷みにくいといったメリットもあります。
ヒーター式(水冷除湿タイプ)の場合
ヒーターで温風を発生させ、洗濯物を乾燥させるのがヒーター式で、ヒートポンプ式より熱を発生させ高温になります。ヒーターで熱を発生させるため、ヒートポンプ式より電気代は高くなります。
洗濯物の乾燥時に出る水蒸気を、水道水を使って冷却して除湿するタイプで、水冷除湿タイプと呼びます。このタイプは、乾燥時にも水道水を使うので、当然電気代以外にも水道代も掛かってきます。
洗濯物の湿気を室内に排気せず洗濯乾燥機内に回収する仕組みなので、洗濯乾燥機を設置した室内の湿度が上がる事がありません。
ヒーター式(排気タイプ)の場合
ヒーター式(排気タイプ)の場合、排気処理方法が先程の「ヒーター式(水冷除湿タイプ)」と変わってくるだけです。「ヒーター式(水冷除湿タイプ)」と違い、洗濯物の乾燥時に出た水蒸気がそのまま、洗濯乾燥機から室内へ排気されます。
そのため、水蒸気を含んだ排気によって、洗濯乾燥機を置いた室内の温度や湿度が上がってしまうのがネックです。
カタログスペックで洗濯乾燥機の乾燥に掛かる電気代は予測出来る
一応、大体の洗濯乾燥に掛かる電気代が分かりましたが、実際に自宅にある洗濯乾燥機の乾燥機能を使用した場合の電気代は仕様から予測できます。
我が家の洗濯乾燥機の場合だと、ヒーター式(水冷除湿タイプ)で、乾燥時(最大)1200Wと仕様書に記載されています。また、おまませ洗濯乾燥で乾燥時間だけみると約2~3時間と記載されています。
家庭用洗濯乾燥機とコインランドリーを使用した場合金額的にどちらがお得か
洗濯量などによって、本来どちらがお得かは変わってくる場合がありますが、取り敢えず6kgの洗濯物を乾燥させようと思うと、コインランドリーの場合約200円程度(20分使用)で、家庭用洗濯機の場合は約20~60円前後(約2時間)となります。
あくまで金額だけで考えると、家庭用洗濯乾燥機を使用した方がお得と言えます。
まとめ
実際に洗濯乾燥機に掛かる電気代を調べてみました。また、コインランドリーの乾燥に掛かる金額とも比較してみました。あくまで金額だけで考えると、家庭用洗濯乾燥機を使用した方がお得と言えます。
ただし、「洗濯物を短時間で乾燥させられる」、「家族分の毛布なども1回で乾燥出来る」、「乾燥させる物の量が多い」という理由なら、コインランドリーの乾燥機を利用するのも有りだと思います。
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