口の中が乾燥してカラカラ。それが口臭を生む口腔乾燥症の人が急増中!

口臭を生む口腔乾燥症の人が急増中! 臭い対策

口臭を生む原因には、3つの原因があります。

その中でも、急増中と言われているのが、口の中が乾燥した状態になる口腔乾燥症です。そこで、口腔乾燥症について解説してみます。

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口腔乾燥症とは

口腔乾燥症(こうくうかんそうしょう、英: Xerostomia)は、種々の原因によって唾液の分泌量が低下し口腔内が乾く、歯科疾患の一つ。

ドライマウスとも呼ばれる。現在では自覚症状として口腔乾燥を訴えるすべてを広義のドライマウスとすることも多い。日本における罹患者は800万人程度と推定されている。

引用:wikipedia

唾液の分泌量が低下する事により、口腔内が乾燥する状態になります。口腔内が乾燥する事で、細菌が活発に働きガスなどを発生させ口臭の原因にもなります。

唾液の働き

通常、健康な人で一日1~1.5リットルの唾液が分泌されていますが、その唾液が不足するドライマウスが最近急増しています。
ここで唾液の役割について説明しましょう。

  1. 消化作用 唾液の酵素でデンプンをマルトースに分解する。
  2. 溶解作用 味物質を溶解して味覚を促進させる。
  3. 洗浄作用 食べ物のカスを洗い流す。
  4. 円滑作用 発音や会話をスムーズにする。
  5. 抗菌作用 抗菌作用を持つ物質で病原微生物に抵抗する。
  6. 緩衝作用 phを一定に保ち細菌の繁殖を抑える
  7. 保護作用 歯の表面に皮膜を作り虫歯を防ぐ。

というように、唾液は多くの重要な役割を果たしているのです。 その唾液が不足するとどうなるのでしょうか?
常に口の中が乾燥していると虫歯・歯周病になりやすかったり、舌の痛み、口臭の原因、物がうまく飲み込めない、口が乾いて話しにくい等、さまざまな症状を引き起こす原因になります。

引用:日本臨床歯周病学会

唾液には、消化作用・溶解作用・洗浄作用・円滑作用・抗菌作用・緩衝作用・保護作用の7つの役割があり、人間の口腔内を守る上で欠かせない大事な分泌物になります。その唾液の分泌量が減る事で、上手く色々な作用が働かずトラブルの原因になってきます。

唾液の分泌量が減る理由

加齢と共に唾液の分泌が低下していきます。また、薬剤を使用する事により口腔内が乾燥しやすくなるといわれています。その数字は、驚きの80%もあるといわれています。

また、唾液の分泌量が減る理由として、ストレスも理由に上げられます。人間が緊張状態に陥ると、唾液の分泌が減少します。そして、唾液の分泌が減少する事で口腔内が乾燥しやすくなります。

緊張状態での唾液は、ネバついた状態でとても口腔内全体に広がるような物ではありません。そこで、少しでも緊張状態を抑えるようにしないといけないでしょう。

よく「笑う」と健康になるといわれていますが、これは日常の緊張状態を和らげてくれる効果があるので、あながち間違いでは無さそうです。

口腔乾燥症の治療

口腔乾燥症の治療

口腔乾燥症の治療には、含嗽剤・トローチ・口腔用軟膏・人工唾液・内服薬等があるみたいです。症状が軽度の場合だと、唾液の分泌低下などみたいですが、重度の症状になってくると歯周病や口臭が強くなったり、口内炎になったりと口腔内が深刻な状態にないります。

重度な症状になる前に、一刻も早く口腔内科などを受診した方がいいです。

まとめ

口臭の原因にもなる、口腔乾燥症。

やわらかい物ばかり食べて、あごの筋肉が弱くなってくると唾液の分泌の少なくなり、このような口腔乾燥症を引き起こしてしまうかもしれません。特に普段の食生活の中で、やわらかい物ばかり食べずに硬い物も良く噛んで食べるようにする事も大事な事です。

そして、もし口腔乾燥症かなと思ったら、医療機関で早めの受診をして下さい。

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